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趣味と日常の記憶、記録

イージーライダーを観た

ハーレーに試乗して触発されたわけではありませぬが、イージーライダーiTunesでレンタルして観てみました。

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だいぶ前にテレビで観たことがあったかな(その当時は、まだ12チャンと言われていたテレ東の洋画劇場だったかと思います)とおぼろげながら思い出す程度の印象で、詳しいストーリーはすっかり忘れていました。その当時はバイクのバの字も興味がなかったので、主人公の彼らが乗ってたマシンがハーレーとは知らなかったわけです。

で、ただいま、ちょろっとバイクに興味を持ち始めた今、再び観たら何かまた違う感想・印象を抱くかなと思ったわけです。

 

冒頭すぐに「Born to be wild」をバックにチョッパーで駆ける主人公の画が流れて、これからのストーリー展開についてワクワク感があったのですが、あれあれあれ?・・・。今もってあまり印象に残っていないのは、以前観た時も同じように感じたんだと思うのですが,話の展開がよくわからない。脈略がない。というか、これちゃんと台本があったんかね?というような行き当たりばったりな感が否めません。まあ、ストーリーをざっくり言えば、お仲間で西海岸から東海岸まで愉快にツーリング旅に出ましたっていうのだから、脈略がないのはしょうがないでしょと言われればそれまでなんですけどね。

ただ、この映画、「自由」とはなんぞや?というのがひとつのテーマなんだと思うんですが、この行き当たりばったりな展開が、テーマを訴えてるのかもなと観終わってから思ったりするのです。とはいえ、観ている最中は展開が冗長だったりして少し「イラッ」とくることが少々あります。これから観られる方は我慢が大事です、はい。

 

俳優は大概わからなかったのですが、主人公の旅の道中で知り合った弁護士役は、若かりし日のジャック・ニコルソンが務めていました。ずいぶん若いのに顔は今と変わりありませんw

ニコルソンというと、バットマンのジョーカー役が思い出されるのですが、個人的にはアバウト・シュミットでの名演技にうなりました。


アバウト・シュミット(予告編) - YouTube

 

イージーライダーに戻って。

心に残った言葉。そのニコルソンが演じる弁護士ジョージ・ハンセンがいう、「自由を説くことと、自由であることは違う」、「(周りの人間は)君たちが象徴する「自由」を恐れているんだ(だから君たちを拒絶する)」、「働いてるものは自由にはなれない」、「(彼らは)自由であることを証明するために人殺しでもするだろう」

 

・・・「自由」ってどういうことなんだろうと、一概に決められない難しいものなんだなと思うのと、「自由」であることが本当に良いことなのかさえ考えさせられる深い映画でした。

 


Easy Rider 1969 End - YouTube