谷中七福神巡りに行ってきた
昨年、身内の不幸に接して、はて、いかように年末年始過ごしたらよいものか思案していたのですが、まあ、羽目を外してはしゃいだりしないければ普段と変わらずでよいのではないかと勝手に納得して、お正月2日目に七福神巡りなるものを出かけてみました。
谷中七福神は、東京は台東区・荒川区・北区の七ヶ寺で巡るもののようです。江戸時代中期に始まった最も古い七福神巡礼と言われて、毎年元旦から1月10日までがご開帳期間になっているそうです(調べてみると、「七福神巡り」と冠するものはほかにも結構あるみたいですね)。
スタートは田端駅付近の東覚寺ということなので、さっそく田端駅までGO!
(ちなみに午前中は東京駅の初売り会場で人混みに揉まれていましたよ)
こんな案内チラシが配られていました。
えきねっと(JR東日本)|駅から歩くウォークラリー「えきぽ」
をダウンロードすると簡単に駅を起点とするウォーキングスタンプラリーに参加できるみたいですね。
さて、1つ目は東覚寺。福禄寿が祀られているようです。
事前の下調べでは、七福神巡りは一大イベントのように盛り上がってる的な話を聞いていたのですが、人はまばらでしたね。時間帯の問題でしょうか。ちなみに私が出発したのは田端発13時。せっかくなので、以前に入手していた御集印帳に記帳しました。1ヶ300円也。私は自前の集印帳を用意して行きましたが、お寺であらかじめ七福神が描かれている和紙(1200円)を購入して、朱印を各お寺でもらっていくということもできるみたいですね(朱印1ヶ200円也)。
2つ目は、青雲寺で恵比寿様をお祭りしているようです。写真の画はないですが、微笑んでいる恵比寿様の像は、ほっこりしました。
3つ目は、修性院で布袋様が祀られています。お寺の外壁にはデフォルメされてコミカルな布袋様の絵画が描かれています。どこのお寺も集印の字が素晴らしいなと感心。どこのお寺もこの時期に合わせて書き手を増員しているんでしょう。が、どの方も達筆。こういうのを目の当たりにすると幼少期にしっかり習字を習っておけばと思うのですが、すでに後の祭り。
4つ目の天王寺に向う道中、富士見坂なるものがあったので登ってみる。
が、富士山は見えず・・・ががーーーん。頂上付近にある案内板には、現存する富士見坂と名付けられた坂の中では、富士山が臨める珍しい坂とあったのだが、はて?
天王寺に向う道中には、かの谷中ぎんざ界隈を通ります。テレビで何度か見かけたお店を見付けて感動。
で、天王寺。毘沙門天が祀られています。
当初は、お賽銭片手にマジメに参拝していたのですが、この辺りから参拝客が多くなってきて、端折りました・・・おいおい。なんですかね、七福神巡りの人が谷中界隈で一時休んでいて、再び合流したのか、それとも天王寺そのものの参拝客が多いのか。周辺には谷中霊園(墓地だったかも)という結構な区画の墓地がありました。都内にこれだけの規模って青山霊園のほかには珍しいのかも。
5つ目は、長安寺で寿老人が祀られています。境内のすぐ間近に民家があるという不思議な界隈。というか、この辺りでは当たり前の光景なのかもしれませんね。
6つ目は、護国院で大黒様が祀られています。東京芸大が近くにある界隈で、老舗のおせんべい屋さんやまめ大福のお店、純喫茶と呼ばれる喫茶店が軒を並べています。歩いていて楽しい界隈ですね。お正月だからなのかどこも賑わっていました。というか、2日というのに今は営業しているのが普通なのですね。
最後は、不忍池弁天堂で弁財天が祀られています。すごい行列です。当然、お参りは端折りました・・・
13時スタートで15時で終えました。お参りをしっかりしようとしたら、プラス30分というところでしょうか。せっかく上野界隈まで来たので、「みはし」で甘いものをチャージ。いつものフルーツクリームあんみつ。いつ食べてももたれないんですよね、ここのあんこ。すばらしい。
今日の戦利品。まあ、現代的にはスタンプラリーですよね、完全に。その昔、道の駅のスタンプラリーもやっていたことがあって、嫌いじゃありません。こういうのって、一度やり始めるとコンプリートするまでムキになりますね。