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BMW R1200Rで行く 御巣鷹山 慰霊登山の旅 後編

先日、うpしたBMW R1200Rで行く 御巣鷹山 慰霊登山の旅」の後編です。

 

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比較的アクセスしやすい国道299号線沿いの慰霊の碑から県道124号に入って、神流川沿いを上流に向かっていくと、日航機墜落現場へと続く登山道の入り口があります(299号線から一旦は「ぶどう峠」方面へ向かいますが、さらに分岐します)。

 

県道は、道中、舗装された路ではあるものの、野球ボール大の落石がそこかしこに散らばっており、走行には注意が必要です。

 

また、道幅もほぼ1車線といってよく、対向車にも十分注意が必要です。ワタシが行った際には、大型バスも通行していました。

 

トンネルを何本か通過するのですが、トンネル内は照明はあるものの、暗く、また、珍しく?トンネル内で急カーブがあったりするので、通行量が少ないからと言って飛ばそうとは思わないことですね。

 

慰霊碑から約20kmほどで登山口に到着します。バイクで30分ほどでした(かなりスローペースにならざるを得ません)。

現在の登山口は新しく作り直されたものらしく、距離は以前より短くなったようです。それでも全長800mながらも高低差が180mなので、かなりの急勾配です。

ちなみに国道299号線から県道に折れると、飲食店などのお店というお店はないばかりか、自販機すらありませんので、登山をしようとされる方は水分補給を考えていただいた方がよろしいかと思われます。

普段、まるで運動していないワタクシめで20分ほどで昇魂の碑(事故現場に建てられて慰霊碑)に着くことができました。

とはいえ、かなり「ゼーハア」言いましたよ。ところどころ、ベンチが設置しているので、無理せず、休み休み、登られることをお勧めします。

 

それにしても、クルマでのアクセスが簡単ではない上、登るのも難儀するこの場に登山をされる遺族の辛苦を考えると、身につまされる思いです。

たぶん、たぶんですが、遺族の方はこの苦行とも言える慰霊登山をすることで、亡くなった故人の方の苦しみを我が身と感じ、その他、慰霊登山をする方は、遺族の方の苦しみを少しでも共有できたらと思うのではないでしょうか。

 

少し大げさで、エラそうな物言いなのですが、「知る」ということはこのことかと感じた経験でした。

 

改めて故人の方の御冥福と、遺族の方々が心安らかに過ごせることを祈念します。

 

そして、二度とこのような悲劇がないように後世に伝えていきたいですね。