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小型二輪→限定解除は損なのか得なのか?

※2015.6.10 我がブログ内でアクセス回数が多い記事ようなので、ブラッシュアップしました。

普通二輪(〜400cc)の免許を取得するのに、小型二輪限定(〜125cc)を取ってからの限定解除・・・

 

ありなの?なしなの?

 

やっぱダイレクトに普通を取った方がいいよね?

 

いやまあ、「冷静に」というか「普通のオツム」で考えれば損じゃね?

 

と思うのですが、そんなことを言ってしまっては身も蓋もないので、「ホントのとこどうなの?」「どんだけ損しているの?」というところをば書いてみたいと思います。

 

◎教習時間について

普通自動車の免許を所持していて、MTを取るということを前提にお話をするならば、最短技能時限数は、小型二輪限定は10hで、普通二輪は17h、限定解除には5hを要します。

 

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そうすると、こと教習時間のことを考えれば、「小型二輪限定→限定解除」(以下「限定解除ルート」と言います)のほうが短縮されてることになりますね。

 

で、その技能教習の中身なのですが、まず、シュミレーター教習についてお話しましょう。

限定解除ルートの場合には、小型二輪限定教習の際にシュミレーター教習を行い、限定解除教習の際にはシュミレーター教習はありません。小型二輪限定におけるシュミレーター教習の時間は3hで、普通二輪におけるシュミレーター教習の時間と変わりません。

したがって、限定解除ルートと「いきなり普通二輪」(以下「普通ルート」という)との場合とで、シュミレーター教習の時間数は変わらないことになります。

 

MTの教習であってもAT教習の時間はあります。普通ルートの場合には1hで済みます。限定解除ルートの場合には、小型二輪限定教習の際に1hあり、限定解除教習の際に1hあるので、併せて2h乗ることになります。小型二輪限定教習の際には125ccのバイクを、限定解除教習の際には400ccのバイクをそれぞれ乗る訳ですね。

 

以上からすると、実際に免許を取るべきバイクに実際に乗車できる時間は、普通ルートの場合は13h、限定解除ルートの場合は10h、ということなります。

 

二輪教習の場合、第1段階・第2段階という、普通自動車教習で言うところの仮免前、仮免後っていう段階分けがありますが、次の段階へ移行する、卒検にこぎ着けるという各段階の見極めまでに要する所要時間数は、普通二輪の場合には9h・8h、小型二輪限定の場合には5h・5hということで、小型二輪限定はあっという間という感覚です。限定解除教習にはこういった段階という区別はありません。一応、ゼッケンの色は後半変えましたけど(自分が通ったコヤマドライビングスクール綱島校では、第1段階と第2段階とで、着るゼッケンの色が「赤」と「青」と分けられていました。おそらく多くの教習所ではそのような扱いになっているかと思います)。

限定解除教習は、AT教習も含めて5hしかないと思うか、ホントに5hでいいのか?と思うかで、気の保ちようがだいぶ違ってきますね。個人的な感覚としては、次から次へと課題を与えられてこなしていかなければならないので、慌ただしい感じを受けました。詰め込み教習の感は否めませんでした。

 

◎お金について

教習代金ということを考えたらどうでしょうか。自分が通っていた前出コヤマドライビングスクール綱島校の料金体系で考えてみましょう。

入学金は、小型二輪限定、普通二輪ともに同じ設定でした。入学金にプラスして、これまた同じ料金の適性検査代・教材費が加わり、さらに技能教習時間数に応じた教習料金が掛かります。1hあたりの教習代金は、小型も普通も同じ代金です。検定料金と卒業証明書発行手数料もいずれも同じでした。

したがって、単純に7hの教習代金の分だけ小型のほうが安いことになります。

 

小型を取得してから限定解除をするということになると、限定解除教習をするための、入学金、技能教習5hの教習代金、検定料金&卒業証明書発行手数料がかかることになります(適性検査は小型の時に行っているので除かれました)。原則として入学金を再び払うことになるのですが、コヤマの場合、卒業後、再び入学した場合には割引を受けることができました。「0」ってこともあります。これはコヤマに限ったことではなく、一般的に教習所で行われている特典なのではないかと思います。普通二輪取得後に大型教習を受ける場合にも、そのような特典が受けられるみたいに、です。

ちなみに、正規に払おうとすると限定解除教習の入学金は普通や小型のそれより高い設定なのです。どういう体系なんだ!?と不思議に思います。

 

当然ですが、限定解除教習にも検定料金と卒業証明書発行手数料が掛かってきます(限定解除の検定料金は、普通や小型のそれよりも高い設定です。なぜなのでしょう?)。

 

ここまでざっと計算すると、限定解除ルートの場合には普通ルートに比べると、6000円強、多く支払う計算になりました(教習時間の超過がなく、検定も一発で合格することを前提として)。

 

◎雑感(個人的な見解として)

教習費用を比較するならば、それほど大きな負担にならないものの、教習所への通所の手間暇や今回考慮していない免許交付、あるいは記載事項変更の手数料、試験場へ行く手間暇を考慮して考えると、素直にいきなり普通二輪教習を受けたほうがいいように思えます。

 

ただ、個人的には、限定解除ルートでよかったなあ、と思ってます。

尾崎豊よろしく、15の夜にバイクに乗りたいっていう衝動を駆られたのなら、もちろん、いきなり普通を取るのが王道なんだと思うのですが、私のように40手前でちょっとバイクに興味を持ったはいいけど、「ホントに乗り続けられるの?」ってちょっとした疑問符がついちゃうような人は、まずは「バイクってこうなんだ」、「こんな楽しいものなんだ」っていうことを知るという意味で、小型に乗ってみるのがいいんじゃないかな。なにより免許取得に時間がかからないのは大きい魅力ですし、バイク自体が安いですし、維持費も楽です。

 

具体的に「ちょっと得したな」と思ったことは次のとおりです。

 

  • なにより小型は教習が短い。仕事と掛け持ちでも2週間で取れてしまう。免許が取れるとモチベーションが上がる。
  • もともとニブい上に、アラフォーなので、カラダが覚えるのに時間が掛かる。ゆえにまずは小型を取った上で、公道で十分に練習することができたので、限定解除の教習が楽だった。
  • 小型は扱いが楽だった。取り回しも楽チン。小柄だったこともあり、初めてバイクとボディコンタクトするにはいいのではないかと。
  • 小型教習を受ける人は、本当に少ないので、教習が割とすぐに予約できてしまう(教習所によっては違いはあるでしょうけど)。二輪の教習は、指導官(今は「インストラクター」ってカックイイ呼び方するんですね)一人に、教習生が2〜3人くらいが1グループで行うのが一般的だと思いますが、小型の場合は、専属で指導官が1名ついたことが多かったですね。ので、ワンツーマンレッスンが受けられて指導が手厚いです。そういうこともあって、指導官に覚えてもらえます。これ意外と重要なことで、親身になって教えてくれるし、悪い癖を知っていてくれているので重点的に指導してもらうことができました。

 

ただね、やっぱり限定解除をしたにはわけがあって、多分、限定解除をする多くの人がそうであるように、ワタシの場合はバイクに乗ることが楽しくなってきて、やはりパワーが欲しいと思うようになったのが一つの理由ですね。国道246号線というのが東京から神奈川県を横断しているのですが、こういった交通量が多く、そこそこというか、かなり周りの車のスピード域が高い幹線道路では、小型の加速は周りとの差が結構あって、危険すらありますね。近頃の軽自動車すら加速は結構なものがありまして、いかに小型バイクと言えども蹴散らされます。追い越しは無茶は禁物です。

それから、高速が使えないということで、もっと行動域を広げていきたいなと思うようになりました。下道オンリーは結構シンドイものがありますね。

 

・・・ま、そんなわけでやっぱり普通をとるのがいいでしょう(笑)

 

 

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